データベースとはなにか
次のような条件を満たしてコンピュータ上に格納されているデータの集まりをデーターベースと呼んでいる。
- データは、ある目的のために集められ、共有されること、再利用されることが想定されている。
- データは「一定の規則や制約に沿って」コンピュータ上に格納されている。
データベース管理システム
データベースはコンピュータ上に格納されている「データの集まり」であるのでこれらのデータを管理し適切に利用するためのソフトウェアが必要である。そのような役割を果たすソフトウェアをデータベース管理システム(Database Management System, DBMS)と呼ぶ。現在(2024年時点)広く用いられているデータベース管理システムとしては、サーバー上で稼働する Orecle、 MySQL、 Microsoft SQL Server、PostgreSQL などがある。
(データベース管理者、開発者ではない一般の)ユーザーがデータベースに集められているデータに対して様々な操作を行う場合、何かしらのアプリケーションを使ってデータベース管理システムに接続し、データの操作を行う。
データベースとデータベース管理システムをひとまとめにして考えたものをデータベースシステム(Database System, DBS)と呼ぶ。(実際には、データベースシステムを単にデータベースと呼んでいることも多い。このような意味でデータベースという言葉を使う場合は、広義のデータベースという言い方をする方が適切かもしれない。)
補足
パソコンのデスクトップアプリとして使う Microsoft Access や LibreOffice Base は、広義のデーターベース及びそれを操作をするためのアプリ機能を合わせて提供しているソフトウェアと考えることができる。また近年、サーバー上で稼働しプログラミングやデータベース言語を知らなくても使うことができるノーコードツールや同じくサーバー上で稼働し必要に応じて小規模のプログラミングをして使用するローコードツールの中にもデーターベースを取り扱うことができるものが現れている。これらも広義のデータベース及びそれを操作をするためのアプリ機能を合わせて提供しているソフトウェアと考えることができる。